つまらないブログの特徴

私は自分でもブログを書いている身ではあるが、他人のブログを読むのも好きである。

他人のブログを読んでいて感じたことは、ブログとは本当にその人の内面性が出るということだ。

普段は温厚なのにブログではいつも毒づいてる人、立派な肩書きを持っていても頭の中は常に不安でいっぱいの人など。

これらはリアルに接するだけでは絶対にわからないことだ。

その人の内面性を知ることできる、これこそがブログの醍醐味だと私は思っている。

ただ、やはり中には読んでいてつまらないと感じるブログもある。

つまらないと感じるブログは一体何が理由なのか。

今回は、そんな「つまらないブログの特徴」について言及したい。

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つまらないブログの特徴

つまらないブログかそうでないかは読んでいてすぐにわかる。

読み進むにつれて、どんどん違和感を感じるからだ。

興味を惹かれて読んだはずなのに、なぜかモヤモヤとした気分になってくる……。

最初はこの違和感の正体がわからなかった。

しかし、何回かつまらないブログを読むにつれ、ようやく私なりの答えが見つかった。

その答えは、ブログに魂が込もっていないからである。

これは言葉の通り、ブログに筆者の魂が込められてないという意味だ。

簡単に言い換えれば、筆者の感情が見えないということ。

冒頭で語ったように、私はブログの醍醐味は「筆者の内面性を知ることができること」だと思っている。

例えば、ある題材について「自分の感じたこと」や「過去の体験談から学んだこと」を書くなどがそれに当たる。

それらはこの世に一つしかないその人だけが書けるブログである。

だからこそ、人はそのブログに興味を持つのである。

だが、つまらないブログにはそれがない。

文章の全てがなのだ。

一つの例を挙げよう。

先日、私が読んだブログについてだ。

内容は「恋人がいない男性について」というものだった。

ブログ内で筆者は「生涯独身にならないために今すぐ彼女を作った方がいい」ということを必死に説いていた。

『彼女がいれば毎日が幸せになれる』

『モテないというのは言い訳』

『私も昔はモテなかったが今は彼女ができて幸せだ』

内容を要約すればこんな感じだった。

見てもらえればわかる通り、この筆者の言い分は全てが理屈なのである。

「恋人がいれば幸せ」という一般論は誰でも知っていること。

皆が知りたいのは、筆者が何故そう思うのか、または恋人がいる時といない時の心境の変化など、リアルな心情を聞きたいのである。

しかし、このブログにはそのようなことは一切書かれていない。

ただ「彼女を作らない男は幸せではない」ということを強調しているようにしか思えなかった。

当然、これでは読者が納得するわけもなく、コメント欄には批判的なコメントで溢れ返っていた。

中には『彼女作りを頑張ったけど結局できなかった』と憂いている読者のコメントもあった。

だが、これに対しても筆者は『諦めなければ彼女はできる』と一喝するだけだった。

文章に筆者の感情がまるで乗っていない。

全てが綺麗事である。

筆者としては「恋人がいない人を救いたい」という善意から書いたのだろうが、結果的には多くの人を不快にしているだけの記事になっている。

このことからもわかる通り、例えどんなに正論を書いたとしても、そこに魂が込もっていなければ相手の心には響かないのだ。

つまらないブログを書く人は、それがわかっていない。

つまらないブログが蔓延する理由

結局のところ、このような「つまらないブログ」がネット上に多くはびこっているのは「アクセス数」「好感度」ばかりに目を向けているからだろう。

自分の本当に伝えたいことよりも先に、大衆ウケする記事ばかりに拘るから中身が薄くなるのである。

大衆ウケを狙うのだからクセがなくなるのは当然のことだ。

もちろん、それも一つの戦略だし、それでアクセス数が稼げるのなら一概に悪いとは言えないのかもしれない。

だが、本当にブログを多くの人に読まれたいと思うなら、大衆ウケする記事を書くよりも「自分の魂を込めた記事」を書くことが何よりも大事だと私は思う。

何故なら、大衆ウケする記事は、少し検索すればいくらでも出てくるからだ。

それはつまり、代わりのブログはいくらでもあるということ。

どんなに大衆ウケが良くても、他と同じことばかり書かれていては全く印象に残らない。

逆に、その人にしか書けない記事なら、この世に一つしかないブログとなれる。

そのような唯一無二のブログこそが、多くの人の心を動かせるのだと私は思う。

このブログも、そんなブログになれるようにと願い、私も日々魂を込めて書いている。

果たして、読者の方には私の想いがどれほど伝わっているだろうか。

一人でも多くの読者に、私の想いが届いていることを願っている。

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