クリスマスを独り身で過ごす孤独感の正体

クリスマス……。

それは冬の季節におとずれる、一大イベントである。

世間一般的には、家族や恋人と共に過ごす華々しい日とされている。

しかし、その一方で、独り身には非常に孤独を感じる日だ。

何故、こうも孤独を感じるのだろうか……。

これにはメディアの戦略が深く関わっている。

冬の恒例行事として、日本にすっかり浸透しているクリスマス。

だが、昔の日本には、クリスマスを祝うという風潮はなかった。

年配者に聞いてみればわかるが、そのような風潮になったのは本当にここ30~40年くらいの間だ。

それでも、まだ「家族で祝う日」という認識の時は、今より孤独感を感じることは少なかったはずだ。

ところが近年では、家族で過ごすよりも恋人と過ごすことが「正しいクリスマス」という風潮が強いため、独り身の者には非常に疎外感を感じてしまう。

しかし、少し考えてみればわかることだが、このような風潮にすることで得をするのはマスコミを含む一部の生産者側だけである。

毎年クリスマスが近づくと、店側はそれに便乗し、ここぞとばかりにクリスマス商品やサービスを実施する。

街中を見渡せば、まさにクリスマス一色だ。

その大半の商品やサービスは、家族や恋人同士に向けた物ばかりである。

そのような光景を目にすることで、私達は否応にもクリスマスを意識させられてしまう。

独り身の者にとっては、自分だけが世間から取り残されたような気持ちになってしまうのも、当然のことかもしれない。

私自身も、クリスマスに対してはそこまで特別意識を持っていないのだが……不思議と当日になると、何もせずに一人で過ごすことに居心地の悪さを感じてしまう。

ここまで日本全国にクリスマスのあるべき姿を流行らせたマスコミには、「あっぱれ」としか言いようがない……。

しかし、同時に、そのせいでクリスマスに暗い気持ちになる人々を作り出した原因であることも、私達は忘れてはいけない。

ただでさえ寒い冬に、心まで寒くなってしまうのは本当に辛いことだ。

だが、前述したように、クリスマスが特別な日だという認識は、一部の人間が作り出した幻想である。

そう考えると、クリスマスを独り身で過ごすことに対する孤独感も、じつは自分で作り上げているだけなのだと気づけるはずだ。

そのことに気づければ、クリスマスの孤独感は大分和らぐはずである。

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