『しくじり先生』ソニンから学ぶ「指示待ち人間」の危険性について

2017年3月13日放送の「しくじり先生」では、歌手のソニンが講師役として登場した。

この回で、ソニンが語った人生の教訓は、指示待ち人間の危険性についてだ。

指示待ち人間とは、上の者からの指示に何でも応え、自分の意思では動けなくなる人間のことである。

世の中には、この「指示待ち人間」と呼ばれる人が数多く存在する。

上司、先生、親など、目上の人に言われたことを素直に聞き入れ、すぐに実行に移す。

一見して、これは良いことのように思える。

幼い頃から、私達は「目上の人の言うことは素直に聞くように」と教えられてきたからだ。

しかし、そこには、人が「幸せ」になることを妨げる負の要素が含まれている。

今回、ソニンが教えてくれた教訓は、そのことを確信させてくれる、非常にタメになる内容だった。

本題に入る前に、まずは軽くソニンのことに触れておく。

2000年に「EE JUMP」として歌手デビュー。

当時は「モーニング娘」の人気絶頂期だったこともあり、「後藤真希」の弟とユニットを組んでいることで話題になった。

ソニンがテレビで活躍していた時期は、丁度私が思春期の頃だったので、鮮明に覚えている。

ただ、いつの間にか姿を消した、というのが印象だ。

正直なところ、「一時期売れたアイドル歌手」としか思っていなかったので、今回の放送を見るまでは、ソニンにあそこまで波乱万丈な過去があったとは想像もできなかった。

話を聞く限り、ソニンが本格的な「指示待ち人間」となったのは、「EE JUMAP」解散後のことのようだ。

ユニット解散後、なんとしても芸能界に残りたいソニンは、上からの指示にはでも応えることを決意する。

その結果、過酷な仕事を次々と振られることになった。

その例を挙げると、「500kmマラソン完走企画」「土佐犬との対決」「6万個ドミノ」など、どれもアーティストがやる仕事とは思えないものばかりだ。

本来ならば、この時点で、ソニンは自分の意思を表明するべきだったのだ。

しかし、ソニンはそれをしなかった。

上からの指示に一切反対することなく、ただひたすらに耐え続ける日々。

その頃の心境を、ソニンは「人の指示を拒絶するのは恥だと思っていた」と話す。

だが、そうして自分を追い込みすぎた結果、次第に心と体に異常をきたし、ついには倒れてしまう。

その後、仕事は激減し、ソニンはその時になってようやく、今までの自分の行いが間違いだったと気づく。

結局、ソニンがやっていたことは努力ではなく、他人に気に入られるためのアピールでしかなかったのだ。

虚無感に襲われたソニンは、「自分は一体何のために生きているのか」と自問する。

そんな時、ソニンに転機が訪れる。

ミュージカルのオーディションを受けてみないか、と誘いがきたのだ。

主演キャストに、ソニンが尊敬する「大竹しのぶ」がいたこともあり、ソニンはこれを承諾した。

こうして、ミュージカル女優としての道を歩み始めたソニンは、初めて自分の居場所を見つけることができた。

自分の意思環境がマッチすることが、どれだけ人生に大事なのか、そのことを身を持って体感したのだ。

輝きを取り戻したソニンは、見事に賞を受賞するほどの役者に成長する。

受賞式のインタビューで、涙ながらに答えるソニンの姿を見て、私もつい目が潤んでしまった。

ソニンを見ていると、人が「幸せ」になるためには、自分の意思で人生の道を選ばなければいけないことがわかる。

私も、その大切さは身を持って実感している。

【決断力を磨くことの「重要性」と決断力を「鍛える方法」】で話したように、私は高校受験の選択を親にゆだねてしまった。

あの時のことは今でも後悔している……。

たしかに、親、教師、上司など、目上の人の意見を聞くことは、自分の人生に役立つ時もある。

しかし、それはアクマで判断材料の一つであり、決定権は自分にあるのだ。

過去のソニンのように、思考停止で言うことを聞いていては、自分の本当の気持ちを見失うことになってしまう。

放送の後半に、ソニンが舞台で演技をしている映像が流れたが、その姿は本当に輝いて見えた。

人が好きなことをしている時は、こんなにも表情がイキイキするのか、と驚かされたほどだ。

ソニン本人が言っていたように、自分の意思で決断した道は、いずれ周りからの支持も得られる。

今回のソニンの教訓は、私達に「幸せ」になるためのヒントを与えてくれた。

もし、あなたが今、人生に虚無感を感じているのなら、自分の本当の幸せとは何なのか、そのことをもう一度考えてほしい。

いつの日か、私も輝けるようになりたい。

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