人生の目的を達成するためには「心の健康」は必要不可欠

ここ最近、私にしては珍しくアルバイトに精を出していた。

私用でお金が必要になったためだ。

働くことは最小限に留めたい私だが、やはり動機があると意気込みが違う。

自分で言うのもなんだが、ここ最近は本当に人が変わったように働いていた。

そのあまりの熱心な働きぶりは、同居している親から「借金でもしてるのか」と心配されるほどだ。(借金はしてません)

ただ、今回それだけ働いたことで一つわかったことがある。

それは残念ながら「労働で汗水流して稼ぐお金は素晴らしい」というような一般ウケするものではなく……。

心の健康は何物にも代え難い、ということである。

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心の健康の重要性

心の健康を保つことは何よりも大事である。

それが今回、私が懸命に働いて結論づけたことだ。

心の健康が失われると人はどうなるか。

すべてのことにおいて無気力になってしまうのだ。

働き始めの頃は、あれだけ「お金を稼ごう」と意気込んでいた私だったが、一週間も経つとその気持ちは消沈していた。

次第に「ツライ」「キツイ」という思いが強くなり、心が荒んでくる。

心に全く潤いがない。

まるで砂漠地帯にいるかのようにカラカラな状態だ。

ついには「自分は一体何のために生きているのだろう」と自問するばかりで、当初の目的すら失われてしまった。

しかし、人間というのはうまくできているもので、このような状態が続くと、ちゃんと防衛本能が働いてくれる。

それが思考停止である。

朝、職場に向かう途中、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に乗っても何も感じなくなる。

窓から綺麗な景色が見えても、感動もなくただ呆然と眺めるだけ。

働いて二週間経った頃には、すでにこのような状態になっていた。

端的に言えば、生気がないのである。

近頃は単発バイトばかりで忘れていたが、思い返してみれば、私が連勤で働く時は決まってこのような状態になっていた。

きっと、これが私が働くうえでの合理化なのだ……。

いや、それは私だけではなく、多くのサラリーマンも同じなのかもしれない。

だからこそ、朝の電車に乗っている人は皆一様に「能面顔」をしているのだろう。

そうやって自分の心を閉ざさなければ、やっていけないのかもしれない。

いうなれば自分を守るための処世術

これは日本の労働環境に問題があるのか、あるいは日本独特の「空気」によるものなのか……。

いずれにせよ、皆が自分の心に負担を掛けていることには変わりない。

本来なら、このような状況は好ましくないのだが、自分も経験しているだけに、あまり強くは否定できない。

純粋に日本のサラリーマンとして「働く」ということだけに焦点を当てれば、決して間違いとは言い難いからだ。

しかし、人生を「楽しむ」「充実させる」という点では明らかにマイナスである。

なぜなら、人生を楽しむためには「心の健康」は必要不可欠だからだ。

人生の目的を達成するために

私には人生の目的がある。

その中の一つが、このブログを通して私の想いを伝えることだ。

だが前述したように、私は働き詰めになると心の健康を害し、思考停止に陥ってしまう。

このような状態では、ブログを書くこともままならなかった。

休日は体を休めるためにひたすら寝ることしかできず、起きているのは食事をする時くらい。

心と体が明らかに充電不足なのである。

無理やり書こうと思えば書けるのかもしれないが、それでは確実に記事の質は落ちる。

これでは全く意味がない。

当初は働きながら合間を縫ってブログを書こうと思っていたのが、その考えは甘かった。

私のような「バッテリー容量」の少ない人間が「人生の目的」を果たそうと思うなら、それ以外のことには極力労力を使わないようにしなければならないようだ。

そのためには、周りからどんなに「甘え」だと言われても、アルバイトも最小限に抑える必要がある。

もちろん、これは全ての人に当てはまるわけではない。

【意欲的に働く人の三つのパターン】で話したように、世の中には「働くこと」で逆に心の健康を保てる人間もいるからだ。

仕事をバリバリにこなす自分の姿が好きな人や、家族を守るという強い使命感を持っている人がそれに当たるだろう。

このようなタイプの人間なら、自分のバッテリー容量が許す限り思う存分働けばいい。

しかし、もしあなたにも私と同じく人生の目的があり、働くことで心の健康を害しているのなら、もう一度自分という人間についてよく考えるべきだ。

恐らく、そのままの状態では、あなたの目的を成し遂げることは難しいだろう。

人生の目的を成し遂げるためには、心の健康は必要不可欠。

このことを忘れないでもらいたい。

今回、私は肉体的にも精神的にも大分疲労したが、その甲斐あって、また一つ大きな教訓を得ることができた。

これは今後の私の人生に大いに役立つだろう。

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