幸せになるために絶対に必要な考え方

人は皆、幸せを求めて生きている。

夢を叶えること、富を得ること、恋人と一緒に過ごすこと。

願いは人によって様々だが、その願いの根底には「幸せになりたい」という欲求が隠されている。

そう考えると、私達の人生の最終目標は「幸せになること」と言っていいだろう。

しかし、この幸せになることが中々に難しい。

2017年の世界幸福度ランキングを見れば、日本は51位と先進国の中ではまだまだ低い。

毎日懸命に幸せになることを願って生きているのに、どうしていつまで経っても幸せになれないのだろうか。

その答えは、幸せになるための考え方を知らないからである。

この幸せになるための考え方を知らないがために、多くの人は本当の幸せを手にすることができないでいる。

今回は、その考え方がいかに「幸せ」に影響しているのかを解説し、あなたが幸せになるために必要な考え方を伝授したい。

スポンサーリンク

幸せは感じにくい

幸せになるために、まず初めに知っておかなければならないことがある。

これを知らなければ、あなたは永遠に本当の幸せを手に入れることができないだろう。

それは、「幸せは感じにくい」ということだ。

多くの人は、「幸せ」とは夢や目標を達成できた時に味わえるものだと思っている。

だからこそ、人は夢や目標を叶えるために懸命に努力する。

それが幸せになるための唯一の方法だと信じて……。

だが、その考えは間違いだ。

どんなに大層な夢や目標を叶えても、必ずまた次の欲求が生まれる。

人間の欲望は果てしない。

一時的には満たされたと感じても、すぐにその幸福感は消えてしまうのだ。

そんなことを繰返していても、あなたはいつまで経っても「本当の幸せ」を手にすることはできない。

では、どうすれば良いのか。

それには、考え方の視点を変える必要がある。

その考え方とは、今持っている物に焦点を当てることだ。

私達は、自分が持っていない物ばかりに目を向けてしまう。

あれを手に入れたら幸せになれる、これをしたら幸せになれる。

自分が持っていない物を羨望し、それを手にした時の心境を空想する。

そうして最後には、「まだまだ自分は幸せじゃない」と自己否定に走るのだ。

しかし、その感情は幻想である。

本当は、あなたはすでに十分な幸せを手にしているのだから。

自分の周りをもう一度見渡してほしい。

家族や友人、恋人など、思い返せば自分を支えてくれる人が誰かしらいるはずだ。

【「生きる意味がわからない」生きる目的を見つける方法】でも話したように、誰かに必要とされることは、それだけで幸せなことである。

「そんな人は誰もいない」と言う人でも、生きるために必要な「衣・食・住」は持っているだろう。

食糧難に苦しんでいた大昔に比べれば、毎日生きることに苦労しないだけでも、本当は大変幸せなことなのだ。

だが、こう説いたところで、多くの人は幸せを実感できないだろう。

そんな当たり前のことで幸せなど感じられない、きっとそう思うはずだ。

実は、この当たり前という感情にこそ、私達が幸せを感じにくい要因が隠されている。

人は、すでに持っている物には価値を感じにくいのだ。

これ自体は人間の性質なので仕方ない。

向上心という言葉があるように、いつまでも現状に満足しているだけでは人は成長できないのだから。

しかし、だからと言って、あまりにも大きな夢や目標を設定してしまえば、たちまちあなたは本当の幸せから遠ざかってしまう。

幸せのハードルを上げれば上げるほど、人の心は不幸な気持ちに蝕まれるのだ。

大事なことは、幸せのハードルを下げること。

叶えたい夢や目標が自分に達成できそうか、自分の人生の重荷になっていないか、そのことをじっくりと見極める必要がある。

ただ漠然と大きな夢を持っていても、焦燥感不安で自分を苦しめるだけだ。

だが、この幸せのハードルを下げる、というのが中々に難しい……。

自覚はないかもしれないが、普段から私達は知らず知らずのうちに幸せのハードルを上げているのである。

次項では、そんな人の心理を考察し、私達が幸せのハードルを上げてしまう原因を伝えたい。

他人と比較しないことの重要性

幸せを感じられない最大の原因は他人との比較である。

現代社会はインターネットの発展により、他者の私生活を簡単に見ることができるようになった。

そのことで生じた最も大きな弊害が、自分と他人を比較してしまうことだ。

自分の欲しい物や叶えたい夢、それらを簡単に成し遂げている人を見る度に「自分は幸せではない」と強く感じるようになってしまう。

【相手に嫉妬しないための究極の対処方法】で話したように、嫉妬深い人なら尚更そう感じるだろう。

私達が知らず知らずのうちに幸せのハードルを上げてしまうのも、これが原因である。

さらに昨今では、SNSの登場により、他人のプライベートを見る機会が増えている。

当然、それは自分と他人を比較する機会が増えることを意味する。

SNSに投稿された写真は、自分が幸せであることをアピールするかのように、皆一様に笑顔のものばかりだ。

自分はこんなにも幸せである。

そのことを他者に認めてもらいたいとばかりに、「いいねボタン」「お気に入りの数」に執着している人が多い。

自己顕示欲の強い人なら、自分の投稿に何か反応があれば、この上ない喜びを感じるだろう。

しかし、他人との比較で幸せを感じているようでは、その人は永遠に本当の幸せを手にすることはできない。

なぜなら、「上には上がいる」という言葉があるように、上を見ればキリがないからだ。

他者より上にいることでしか幸せを感じられないのなら、逆に自分が劣っている場合は絶望に強いられることになってしまう。

それはつまり、自分の幸せが他人に左右されている、ということだ。

もちろん、自分より不幸な人を見て幸せを感じろ、ということでもない。

大事なことは、幸せの価値を他人と比較しないことである。

人は生まれながらにして平等ではない。

育った環境も違えば、生まれ持った能力も違う。

同じ夢を持っていても、与えられたスタートラインは人によってバラバラだ。

にも関わらず、結果だけを比較しても、そこに意味など何もない。

変えようがないことを嘆き、他者を妬んでも仕方がないのだから。

幸せの基準は自分で決めるもの。

幸せになりたいのなら、そのことを絶対に忘れてはならない。

自分の幸せの価値観を見つけることの大切さ

最後に、幸せになるために最も必要なことを伝える。

それは、自分の幸せの価値観を見つけることだ。

他人が幸せだと思う事が自分にとって幸せとは限らない

【内向的】あなたがリア充に向いてない理由【外交的】でも話したように、人には生まれ持った性質がある。

自分の性質を理解せず、世間の価値観に合わせていては、本当の幸せは永遠に手に入らない。

本当の幸せとは、心の奥底から満ちた足りた気持ちになるものだ。

そこに少しでも違和感や疑問を感じるなら、それは本当の幸せではないのだ。

本当の幸せを見つけるためには、自分の中にを持たなければならない。

自分の幸せとは何なのか、そのことを明確にし、具体的なゴールを定める必要がある。

これだけは譲れない。

それを成し遂げるためだったら他のことは諦められる。

そんな強い信念を持てるものこそが、あなたにとっての本当の幸せの形だ。

私のことで言えば、誰にも邪魔されず、一人で好きなことに専念している時に最高の幸せを感じる。

そのためなら、世間体や社会的ステータスを捨てることもいとわない。

あなたも、自分にとっての本当の幸せとは何なのか、そのことをもう一度深く考えて欲しい。

そうでなければ、あなたの人生は正体不明の幸せを探すことに徒労するだけとなるだろう。

本当の幸せを手に入れるために

「幸せ」という言葉は、私達の日常生活で、実にありふれて使われている。

テレビや雑誌を見れば、幸せな結婚生活、幸せな家族旅行、幸せな老後、幸せな将来設計など、多くの言葉に「幸せ」という文字が付けられている。

まるで、幸せな人がそこらじゅうに溢れているかのようだ。

しかし、朝の電車やバスを見渡せば、しかめっ面を浮かべ、疲れた顔をしている人ばかりを目にする。

そんな光景を見ると、彼等は本当に幸せなのか、と疑問を抱かずにはいられない。

きっと彼等は、自分の幸せが何なのか、そのことを自分でも理解していないのだ。

だからこそ、世間が考える「幸せの形」にしか価値を見出せないのだろう。

特に日本では、周りと違う生き方をすれば、それだけで奇異の目で見られることが多い。

中には、その同調圧力に負け、自分の幸せの形を理解しているにも関わらず、夢を諦める人もいる。

だが、そうして流されて生きていても、その先に幸せな未来などない。

きっと、その人にはいつか必ず後悔する日が来るだろう。

世界には、自分の幸せをひたすらに追い求めている人が大勢いる。

偉業を成し遂げる人というのは、えてして普通とは違う生き方をしているものだ。

彼等は、幸せの価値観は人によって違う、ということをちゃんと理解しているのである。

たったの一度の人生、あなたも本当の幸せを手に入れたいと思わないだろうか。

世間体にこだわり、不満な現状にしがみついたままでは、本当の幸せを掴むことはできない。

本当の幸せを手に入れるために必要なこと、それはその道に進むための勇気である。

どうか、あなたも自分の幸せを追い求めることを諦めないでほしい。

あなたが心から満たされる「本当の幸せ」を手にすることを、私は切に願っている。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク