2016年NHK紅白歌合戦が叩かれている理由とは

ネットで去年(2016年)の紅白歌合戦がやたら叩かれているのを目にする。

中には今回の紅白は歴代最悪の紅白とまで書かれていた。

叩かれてる主な内容としては、「進行がグダグダ」「司会の相葉がダメ」「ゴジラいらない」などだ。

実は去年の紅白歌合戦は私もテレビで見ていた。

だからこそ何の偏見もなしに比較することができるのだが、個人的にはネットで書かれているほど悪いとは思わなかった。

司会の相葉に関しても、私が想像していたよりも、むしろずっと上手いと思ったほどだ。

そもそも今回の紅白は例年とは違い、新しい試みをするということで以前から話題になっていた。

中でも特出した変化は出演歌手の選出だ。

例年までの紅白なら、必ず名を連ねていた大御所達が、次々に落選していたのだ。

特に驚いたのが和田アキ子の落選である。

和田アキ子は、今年で50周年記念を迎えるということで、去年の紅白歌合戦は本人にとっても大きな節目だった。

そのため、誰もが和田アキ子は当選するだろうと思っていただけに、この落選には本当に驚かされた。

しかし、私はこれをNHKの英断と言いたい。

何故なら、和田アキ子を落選させることによって、他の大御所達を落選させることにも角が立たなくなったからだ。

NHK側の思惑として、今回の選出基準は「2016年にヒットした曲、または話題になった曲」ということで選んだようだ。

大御所がいないということで、毎年見ていた層には賛否が分かれるかもしれないが、私はこれでいいと思う。

やはり紅白歌合戦とはその年の話題曲を基準に選ぶべきなのだ。

それでこそ一年の締めくくりにふさわしい。

ちなみに一応補足しておくが、私は和田アキ子が嫌いでこんなことを言っているわけではないので、そこだけは勘違いしないでもらいたい。

では何故、去年の紅白歌合戦はここまで叩かれたのだろうか。

この理由を、私は新しい紅白歌合戦の余波に世間が慣れていないからだと思っている。

何をするにしてもそうだが、最初は新しいことは受け入れられ難いものだ。

今回、大御所達がいないということで、世間的にはどうしても違和感を感じるのだろう。

その違和感が、新しい取り組みによって紅白がつまらなくなったと錯覚してしまうのではないだろうか。

つまるところ先入観とういやつだ。

しかし、人間とは慣れてしまえば過去のことなど忘れてしまうもの。

やがては、これが紅白歌合戦のあるべき姿として認識されるようになると私は思っている。

NHKには今回の批判に負けずに、是非ともこのままの路線で突き進んでもらいたい。

という風に綺麗に終わらせたいところなのだが……。

実は私も、今回の紅白歌合戦にはどうしても受け入れ難い部分があった。

さんざん擁護するようなことを書いてきたが、恐らく、これこそが叩かれている最大の要因だと思っている。

それは最後の紅組、白組の勝敗を決める投票結果のことだ。

テレビを見ていた人ならおわかりだろうが、視聴者投票、会場投票、共に大差をつけて白組の方が多かった。

その結果がモニターに表示された瞬間、誰もが白組の勝ちだと確信した。

しかし、結果は紅組の勝利

この結果には、会場中どころか、紅組の司会者である有村架純ですら困惑していた。

また、玉を投げる時の二人のタイミングのズレも非常に気になった。

時間が押しているせいか、数字を数える口調が早口で、お互い投げ込むのがバラバラ。

そのせいで、見ている側からは、いまいち釈然としないものとなった。

何より、このことで一番愕然としたのは、視聴者投票や会場投票が無意味に感じてしまったことだ。

あの審査方法では、つまるところ審査員の評価が全てであり、我々視聴者の票などハナから意味がないことになってしまう。

あれでは世間の反感を買うのも仕方がない……。

今年の紅白では、あの審査方法は絶対に改善するべきだ。

個人的な意見として、玉の数で競うのではなく、やはり純粋に票数で勝敗を決めるべきだと思う。

玉の数で競うのでは、どうしても視聴者の評価が疎かになってしまう。

審査員の評価(玉)を、一個につき1000票の価値がある、ということにしてはどうだろうか。

これならば票数に加点されるだけなので、視聴者や会場の票数も意味があることになる。

やはり視聴者側の票が重要であるからこそ、あのラストの場は盛り上がるというものだ。

とはいえ……恐らくSMAPが当初の予定通り出演していれば、こんなにも叩かれることはなく、全てが丸く収まったことだろう(苦笑)

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